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2024.02.05

30周年記念式典レポート 原監督×福井代表スペシャルトークセッション【後編】

創立30周年に日頃の感謝を込めて、2023年10月10日(火)水戸市民会館グロービスホールにて「ノーブルホーム30周年記念式典 新ブランド発表会」を開催いたしました。

記念式典ではスペシャルゲストとして青山学院大学地球社会共生学部教授・兼 陸上競技部長距離ブロック監督の原晋氏をお招きし、進行役のコマツアキラ氏、当社代表取締役の福井英治とともにスペシャルトークセッションを行いました。

今回はトークセッションの後編をお送りします。

ノーブルホームの新ブランドミッションと原監督の共通点

ノーブルホームの新しいブランドミッションは「暮らしをひらく」。ここに込められたものと、原監督の教育理念にはかなりの共通点があるといえます。

コマツ氏「例えば『暮らしをひらく』の一つ目の意味は、“オープンにする、スタート”させるということ。これはまさに原監督が提唱する『フィードフォワード』の世界です」

フィードフォワードとは、フィードバックの逆をいく考え方のこと。フィードバックが「問題にフォーカスして過去形でダメ出しをする」ものだとすると、フィードフォワードは「問題の解決策にフォーカスして未来完了系でアイデアを出し合う」ものです。アイデアを集めてプラスアルファで前に進み、新しい世界を見ていこうという姿勢が「暮らしをひらく(開く)」と共通します。

コマツ氏「二つ目の『ひらく』は、開拓という意味での拓く。これはやはりチャレンジをしっかりしていこうという監督の話につながります」

原監督は講演のなかで「チャレンジミスはミスではない。むしろ褒めるべき」という話をされていました。明確な正解がないこれからの時代には、チャレンジ精神が欠かせません。そのためには一生懸命に挑戦したことで起きたミスは責めることなく、心理的安全性の高い組織づくりをしていくべきだということです。

コマツ氏「そして最後は、学んでいく=啓く。ここで反省したり学んだりして、次への考えをしっかりと作っていく。そういった話だったのかなと思います」

現場にこそイノベーションの種は眠っている

陸上部の監督に就任する前は、中国電力で営業マンをされていた原監督。このような教育理念や考え方には、営業マン時代の経験も活かされているそうです。

当時の中国電力では本社が作成したマニュアルを、現場がそのまま実践するのが大前提だったそう。しかし一向に成果が出ません。そこで原監督がチャレンジしたのが「自ら飛び込み営業をして、お客様の生の声を聞くこと」でした。

次から次へと飛び込み営業をするなかで、お客様の声と本社のマニュアルにミスマッチが生じてきます。これでは売れないはずだということで、自ら「オリジナル戦略シート」を作成して、本社へ逆に提案してみたそう。

原監督「たしかに上から言われたことを聞くというのは、大前提としてあるわけです。しかしお客様と一番近いところにいるのは、現場の営業マン。会社に愚痴を言うのではなく、前向きに整理をして本社に伝え、みんなで良くしていこうという文化をぜひ作っていってほしいなと思います」

自ら行動できる人材を育成していきたい

最後に福井から、30周年を迎えたノーブルホームが今後どのような「文化」を作り上げていきたいかという話がありました。

福井「今回の『暮らしをひらく』の3つ。チャレンジをして、学び、スタートを切るという文化を作っていくことは、もう当たり前だと思っています。そんななかで、現場で色んなお客様や人の意見を聞き、そこから自分がどういう行動をして、その人のためになるものを探求していくのか。課題解決型、探求型で自立した人材を育てていきたいと思っています」

原監督と福井が、共に重要視しているのは自らチャレンジし続ける文化。今後もノーブルホーム一丸となって、今回の講演やスペシャルトークセッションで学んだ内容を実践していきたいと心から思っています。


30周年記念式典レポート 原監督×福井代表スペシャルトークセッション
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