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2024.05.01

【多様性をチカラに】守破離の精神と本物志向の提案で 和の住宅という粋の道をひらく|粋事業部 柳澤好志


多様性をチカラに変えるノーブルホームの人々を紹介するシリーズ
ノーブルホームに新しく登場した、本物の和の住宅を取り扱うブランド「粋-sui」。粋事業部の花形、営業職として活躍する柳澤さんにお話を伺ってきました。


和のプロフェッショナルだからこそできる本物志向の提案

ノーブルホームに入社する前は、数寄屋造り本格的な和の住宅を手がける会社で働いていました。和の住宅には基本的なルールや破ってはいけないタブーなども存在するので、たくさんの本格的な和の家づくりに関わる中で多くのことを学びました。

今の時代、インターネットで調べればたくさんの情報がでてきて、なんとなく知った気になってしまうことも多いと思います。そんな中で自分で和の建築に触れ、自分の手で創り出した経験は、とても大きかったです。

前職で培った“和”という武器を手にノーブルホームへ転職。和の住宅を専門とした新しいブランド「粋-sui」の立ち上げに関わりました。

「粋-sui」で大切にしているのは、本物志向の提案です。和風住宅を模したもの、いわゆる“なんちゃって和風住宅”にはしたくない。お施主様の想いを汲み取り、古くから日本人が大切にしてきた価値観を守りながら、和のプロフェッショナルにしかできない提案をしようと心がけています。

これまでノーブルホームでは、分野を問わず幅広い住宅を建ててきましたので、その中にはもちろん“和の住宅”もあったと思います。ただ、“和風の住宅”や“和モダン”とは一線を画した、“本格的な和の住宅”が「粋-sui」の建物の魅力です。

ノーブルホームに和の専門性をもつ「粋-sui」が加わることで、会社として提案できる幅が広がり、より多くのお客様のニーズに応えられるようになりました。これまで独自の存在感をもつ和の分野で技術や感性を磨いてきたからこそ、他にはない魅力的な住宅を生み出せるようになったと実感しています。

ノーブルホームのインテリアコーディネーターとの相乗効果

前にいた会社とノーブルホームの大きな違いは、打ち合わせに入るコーディネーターの専門性の高さです。前の会社にもコーディネーターはいたのですが、色決めをお手伝いするくらいで、今考えるとお客様の想いを深掘りした提案はできていなかったと思います。

ノーブルホームのコーディネーターは本当にプロフェッショナル。「お客様がどういう暮らしをして、どういう要望を持たれているのか?」を深く理解したうえで、内部造作の美しい納まりなども含めてプロ目線の提案をしてくれます。

間取りの打ち合わせ時にお客様と共感した家づくりにかける想いや、“本物志向の和の家”のコンセプトを決して薄めることなく、本物の提案をしてくれるので、心から信頼しています。

家づくりにおいて、私が最も重要だと感じているのは、「本物であること」です。これには、本物の木や塗り壁を使うといった物質的な側面も含まれますが、それ以上に重要なのが「その人らしさが家に反映されているか」ということ。ただ標準仕様やオプションを組み合わせるのではなく、お客様一人ひとりの個性や価値観を深く理解し、それを家として表現したいと思っています。

家具を買うときに本物とレプリカがあれば、ちょっとがんばって本物がほしいという感覚が私にはあります。バーベキューで紙皿を使うように、気軽に捨てられるものが大量消費される時代ではありますが、私はやはり長く使える普遍的なものがほしい。
それと同じように、住宅においても“普遍性”や“本物志向”を大切にすることで、時代を超えて愛されるものをつくれるのではないかと考えています。

守破離の精神で、新しい道をひらく


私が大切にしているのは、日本の茶道や武道における「守破離」という考え方です。

基本的な教えを“守る”、それが身に付いたら“破る”、そして一つの流派から“離れて”新しいものを生み出して発展させていく。最初は徹底してその世界の基本を身に付けなければ、その先の新しいものを創造する段階へ移ることはできません。

歌舞伎役者の中村勘三郎さんの「型があるから型破りができる。型が無ければ単なる形無し」という言葉があるのですが、本当にその通りだと思っていて。長い地道な稽古で“型”が体に染み付いているからこそ、“型”を破って独自の道を確立していけるのではないでしょうか。

私もまずは和の建築という道において研鑽を重ねること。その上でノーブルホームの「粋-sui」というブランドにおいて、独自性のある新しい和の住宅の“型”を確立させていけたらと思っています。


ノーブルホームが手掛ける本物の和の住宅 粋-sui