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2024.04.02

【多様性を力に】新しい扉をひらく原動力は充実したオフ時間と人との出会い/ 鈴木俊晃


多様性を力に変えるノーブルホームの人々を紹介するシリーズ
今回、仕事への想いを語ってもらったのは、不動産事業部で働く鈴木さん。テントを背負って海外へ行くほどのキャンプ好きです。以前の会社では職場と自宅を往復するだけの日々でしたが、自分の仕事への取組み方次第で充実した趣味の時間も取れるノーブルホームでの働き方が気に入っているといいます。


不動産事業部は新たな挑戦ができる場所

約10年前にノーブルホームへ転職しました。前職では住宅設計をやっていたので、入社当時は自分の得意なことを活かせる建売住宅の設計をしていました。

数年間、設計職として働いた後、不動産事業部の新規立ち上げのタイミングで「分譲地の管理を担当してみないか」と声がかかり、今の部署へと異動してきました。具体的にはノーブルホームが仕入れを検討している物件を調査したり、購入後に造成の段取りを付けたりする業務です。

住宅設計は主に図面を書く仕事だったので、そこから考えると少し違う分野の仕事に感じますよね。
ただ、以前の部署で建物の設計をしている際に感じていたのですが、不動産屋さんが集めてくださる物件は、建築目線で考えられていないケースも多いことが気になっていて…。建築がわかる”設計者”という目線を入れながら物件の調査や造成などを行えば、自分の知識や経験も活かせるし、きっとお客様の為にもなると思い、新しい扉をひらくことにしました。

キャンプを通じて知る“暮らし方”の無限の可能性

分譲地の管理とともに今また新しく挑戦しているのが、中古住宅を購入してリノベーションを行い再販売する“リノベ再販事業”です。中古住宅の設備や内装、時には外装なども変えるので、ビフォーアフターが全く違ってとてもワクワクします。
新築と違って、物件の条件や制約がある中で、インテリアコーディネーターの力も借りながら、どう魅力的な物件を作り上げていくのか思考しなければなりません。

私は昔からキャンプが趣味なのですが、「制限のある中でどのように楽しむか?」と思考するプロセスがとても似ているなと感じています。

スマホの電波も届かないような山の中の場合、便利なものは何もなく、調べ物もできず、基本的には食料などの現地調達もできません。
海外でキャンプをすることもあるのですが、そこでは周囲の人に言語を使って何かたずねるのも難しかったりします。

使えるのは、自分の体と頭のみ。そんな状態で「どうやってご飯を食べようか」とただただ自分の頭で考えながら、何泊も大自然のなかで過ごすのは、「楽」ではないけれど「楽しい」んです。

便利な暮らしもいいし、新築の自由度も魅力的。でも、一定の条件下で「暮らしをどういう風に作っていこうか」と探求していくのは、本当に楽しい。条件があるからこそ生まれるアイデアもあります。

今の仕事は、社外の複数の方とのやり取りが多く、イレギュラーなトラブルも多く起こりがちなのです。そこを先読みして、うまくスケジューリングや段取りをすることが大事なのですが、どんなことが起こりうるか想定しながら行うという意味ではキャンプの事前準備も同じかもしれないですね。自分の仕事のし方ひとつで、”キャンプを楽しむ”という充実したオフ時間が作れる今の働き方が気に入っていますし、オフ時間が充実するにつれて、仕事というオンの時間の面白さも今まで以上に感じるようになりました。

「地域貢献」の本当の意味
ノーブルホームの一員として新たなステージへ

ノーブルホームに入社して、地域貢献に力を入れている事にとても驚きました。
会社の方針によって地域へのかかわり方がこんなに違うものなのだな…と。

子供たちの為に野球大会を開催したり…正直言って最初は「住宅会社なのにこんなこともやっているんだな」と、どこか第三者的な感覚でした。

ところが、入社して10年。ノーブルホームが「地域とのかかわり方」を大切にしてきた理由が、実感としてわかってきたように思います。
県内どこに行っても“ノーブルホーム”の名前は知られていますし、仕事で役所へお邪魔しても「ノーブルホームさん、お世話になっております。」と温かく迎え入れて頂けます。

ノーブルホームが、地域の事を考えて動く。そうすると、地域の方からも温かい反応が返ってくる。それを受けた私はノーブルホームの一員として、自分が何をすべきか、何が出来るか、深く考え、行動することが出来るのだと思います。

最近、周りの社員からも「鈴木さん、変わりましたね」って言われるんですが、自分でも「そうかもしれないなぁ」と感じています。

入社当初は、自分の活躍の場は得意分野の住宅設計の仕事だと思っていましたが、ノーブルホームで10年働く中で周囲の影響を受け、仕事への向かい合い方が段々と変化してきました。得意分野にとどまらない新しいチャレンジをしようという気持ちが芽生えたり、目の前の仕事のことだけを考えるのではなく、その先にいるお客様の暮らしや想いをより意識するようになったり。どれもノーブルホームの環境や人との出会いがあったからこその変化です。

今後もこの可能性にあふれた環境で、自分のチカラを地域や会社のためにどのように使えるのか、考えつづけたいと思います。