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2024.01.05

30周年記念式典レポートゲスト講演 vol.03『答えのない時代に必要なチャレンジ精神』

#03答えのない時代に必要なチャレンジ精神

ノーブルホーム創立30周年記念式典でご講演いただいた、青山学院大学地球社会共生学部教授・兼陸上競技部長距離ブロック監督の原晋氏。長年低迷していた青山学院大学の陸上競技部の監督に就任し、青学史上初の箱根駅伝総合優勝へと導きました。

チームを強くするには、組織全体でひとつの理念を共有して進むこと。そしてお互いに尊重し、未来完了形でアイデアを出し合うフィードフォワード型の組織づくりが重要だと語ってくださった原監督。そして今の時代において新しい何かを生み出すためには、チャレンジ精神が欠かせないといいます。この言葉は、ノーブルホームが目指すべき方向性を更に明確にしてくれました。

 

第3回目は「答えのない時代に必要なチャレンジ精神」について。

・昭和メソッドから、新しい時代の教育へ

原監督曰く、一人のリーダーに従って進んでいくのは「昭和メソッド」。明確な正解がある時代には有効でしたが、今のような変化の時代には不向き。これからは従来のルールにとらわれず、自ら考え新しい行動をする「チャレンジ精神」が必要だといいます。

チャレンジ精神を潰さないために大切なのは、真剣に挑戦した結果起きたミスを決して責めないこと。挑戦したことを褒め、失敗の要因を検証して次に活かします。

そして失敗したときに隠さず相談できるよう、組織内で心理的安全性が確立されていることも重要です。そのため原監督が選手に何か相談されたときは、いきなり激怒せず、言葉や動作をミラーリングしながら相談しやすい空気感をつくっているそう。選手自身が当事者意識を持って解決策を考え、未来志向で語れるようにサポートしているそうです。

【監督のお話を受けて】
チャレンジ精神を忘れないノーブルホームに

失敗とは、ただただそこで立ち止まっていることだ。何かチャレンジをして起きた失敗は、失敗じゃない。という原監督の失敗に対する考え方が、非常に印象的でした。

現状維持は後退である、という言葉があります。世の中の流れやお客様のニーズが刻々と変化していくなかで、同じ姿でい続けることは後退しているのと同じこと。今までの経験のなかでたくさんのスキルが身についている、だから自分はできることだけやっていればいいと毎日過ごしていると、気づいたときには時代に取り残されているかもしれません。

このたび30周年を迎えたノーブルホームですが、現状に満足することなく、この先50年、100年と続く企業にしていきたい。茨城県にとどまらず日本一の企業を目指し、世界に誇れる日本の暮らしを実現していきたい。そのためにもホールディングス化により商圏を大きく広げ、ノーブルホームが目指す姿をリブランディングによって再定義するというチャレンジをすることになりました。

私たちの新しいミッションは「暮らしをひらく」。新しい自分を開き、未開の地を切り拓き、何事にも興味を持って積極的に学んでいく。一人ひとりがチャレンジ精神を持つことが、お客様の暮らしをより豊かにするためには必要不可欠です。今回の原監督のご講演は、私たちがこれから体現していきたいノーブルホームの姿に繋がるものが非常に多くあると感じました。


ノーブルホーム 30周年記念式典 ゲスト講演 レポート
ゲスト:青山学院大学・陸上競技部 原晋監督
第1回 #01 組織が成長するチーム理念とは
第2回 #02 好循環を生み出す教育手法
第3回 #03 答えのない時代に必要なチャレンジ精神